ランキング上位銘柄の最近の株価の動きやニュースをチェック!

 その他、ランキング上位銘柄における最近の株価の動きやニュースとしては、三菱UFJリース(8593)日立キャピタル(8586)と2021年4月に合併することを発表しました。総資産規模はトップのオリックス(8591)に近づくこととなります。ただ、吸収する立場との位置づけのため、再編プレミアムなどが高まることもなく、株価の反応は限定的でした。

 また、メガバンクが軟調な中で、ふくおかFG(8354)は堅調な株価推移となりましたが、これは地銀株全般に再編期待が高まったためです。

 新たにランキングした銘柄はオリックス(8591)宇部興産(4208)となります。オリックスは、持続的な増配は可能としてアナリストの評価が高まったこと(コンセンサスレーティングの上昇)が背景です。

 宇部興産は月末にかけて株価が大きく下落したことが要因となります。株価下落の主因は、配当権利落ち後の処分売り圧力の強まりと考えられます。

 10月後半には上半期の決算発表がスタートします。今月は、生産活動再開の好影響が期待される製造業の方が、金融関連などの非製造業よりも、株価パフォーマンスは好転する可能性が高いと判断されます。