株価下落はピンチかチャンスか!? 運命の分かれ目の9月優待 

 9月優待の人気上位株には、新型コロナの直撃を受けて株価が大きく下落している航空関連株や外食産業が数多くあります。一部の外食産業には6月の売上高が前年同月比70~80%まで回復し、明るい兆しもありましたが、7月以降、東京をはじめ全国でコロナウイルス感染者が過去最高レベルまで増えていることもあり、今後どうなるか予想がつきません。

 今年9月の優待祭は、「底値買いを狙うのか、それともまだまだ様子見なのか」、ある意味、運命の分かれ道といえるでしょう。長い目で見れば、いずれワクチンが開発されてコロナ感染症は終息するはず。しかし、現状、コロナの拡大が止まらない以上、各社が発表する業績だけでなく、自己資本比率や有利子負債の状況、営業キャッシュフローの推移など、財務力を徹底チェックする必要がありそうです。

 その上で、月足チャートなど期間の長い値動きを見て「現在の株価水準なら買ってもいい/いや、まだまだ心配だ」という自分なりに納得したうえで投資するか、しないかを決めましょう。