荒れる日経平均、NYダウより値動きが荒い

 日経平均株価は、3月に一時1万6,358円まで下がりましたが、4月以降、反発が続き、一時2万3,000円を超えました。

 日経平均に連動するインデックスファンドに積立投資をしている人には、落ち着かない日々が続いていることと思います。私は、日本株は今も割安で、積み立てで投資を続けることで、中長期で資産形成に寄与する資産と考えています。

 ただ、非常に値動きが荒く、投資タイミングをはかるのが難しいアセット(投資対象)です。
アベノミクスがスタートした2013年以降の日経平均とNYダウの値動きを比較したグラフをご覧ください。

日経平均とNYダウの値動き比較:2012年末~2020年7月28日

注:2012年末の値を100として指数化、楽天証券経済研究所が作成

 日経平均がNYダウより値動きが荒いことが、わかります。日経平均は、アベノミクスが始まった2013年を起点としてNYダウと比較すると、NYダウを上回る上昇率となっています。ところが、下げ局面(上のグラフで青矢印をつけた所)だけ見ると、日経平均はNYダウより大きく下落していることがわかります。

 日経平均は、上げる時も下げる時も、NYダウより値動きが大きく、それだけに、いつ買ったら良いのか、判断がむずかしいと思います。