アイルさんが有望視する割安株とは?

 割安株投資で億り人となった人気ブロガー・アイルさんがいま注目する5銘柄を紹介。

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Casa(東証1部・7196)

「保証人なしでも賃貸契約が結べる家賃債務保証の大手。不人気の金融セクターの割安株ですが、民法改正により機関保証のニーズが高まっていくことに期待しています。また、今後、こういった債務保証の分野は信用力の高い大手に徐々に集約されていくはず。同社には顧客に寄り添い、安定成長を続けていく力があると判断しています」(アイルさん)

VTホールディングス(東証1部・7593)

「地元・名古屋に本社がある、日産やホンダの新車を販売する自動車ディーラー。コロナ・ショックによる外出自粛など外部環境の影響は受けるものの、成熟産業の中で競合他社をM&A(企業の買収・合併)しながら、中長期的に成長を続けていくと考えています。同社の株に投資して一時的にテンバガー(株価が10倍になった株)を達成しましたが、売却せず保有し続けるうちに下がってしまったので、再挑戦してほしいですね」(アイルさん)

中央自動車工業(東証2部・8117)

「自動車のコーティング剤や補修部品を製造・販売する部品メーカー。会社名から事業内容がイメージしにくいので、本来の事業価値が株価に十分には反映されていないと感じています。売上高、営業利益ともに毎年10~20%で成長しているにもかかわらずPER(株価収益率)は10倍以下。今回のコロナ・ショックでも株価が急落していますが、いつかは市場に注目され見直し買いされるはず、と期待しています」(アイルさん)

やまみ(東証1部・2820)

「圧倒的な価格競争力を持った豆腐製造メーカー。関東圏での事業拡大のため、山梨県に工場を建設するなど先行投資で、成長率が鈍化しているように見えますが、成熟産業でシェアを高めて成長していく典型的な会社だと思います」(アイルさん)

共同ピーアール(ジャスダック・2436)

「企業と定期契約を結び、PRや広報を支援する会社です。同業他社と比べると、地味な社名のためか割安になっています。新型コロナウイルスの影響で一時的に業績は影響を受けますが、コロナ後には定期契約の積み上げで安定成長を続けていくと期待しています」(アイルさん)

※本記事は2020年5月15日現在の株価データなどによるものです。

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アイルさんプロフィール

ツイッター「中長期投資家アイル」などで投資情報を発信。会社員時代に成長前のユニクロ株(ファーストリテイリング)などで資産を築いたことをきっかけに、不人気業種の小型株を割安な頃に底値買いする長期投資に目覚める。2003年からは専業投資家として活躍。他の有名投資ブロガーとオフ会などで親交を深めたり、エーゲ海クルーズをはじめ海外・国内旅行が大の趣味。新型コロナウイルス以降は『ドラゴンクエストウォーク』でストレス解消中。

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