次に、今期、来期、再来期、それぞれの予想EPSの推移を見ていきましょう。

日経平均株価と予想EPSの推移(2)
(2013年1月1日~2020年4月17日)

出所:マネーブレインが独自分析により作成

チェック(4):今期、来期、再来期の予想EPSは、上向き?下向き?

→今期:下向き
 来期:下向き
 再来期:下向き

 いずれも大きく下を向いている状態となっています。

チェック(5):来期、再来期の増益率は?その達成の可能性は?

→来期増益率:5.3%
 再来期増益率:12.9%
 達成の可能性:来期:小、再来期:?

 3月は決算銘柄が多く、4月17日時点では本決算発表前の銘柄が多いため、ここでいう来期は、多くの銘柄が2020年4月~2021年3月、再来期は2021年4月~2022年3月となっています。

 コロナウイルスの影響は2020年4月~2021年3月の方が大きいことが想定されるため、来期において5%台の増益率の達成は難しいとみています。再来期については、来期の利益水準が大きく落ち込めば、数値上、大幅増益となることもあり得るとみています。