どう変えた?家計のビフォー・アフターチェック
引っ越しで、住居費を大幅削減
職場へのアクセスや通勤時間を考えて駅近に住んでいましたが、子どもの生活環境を重視し、通勤時間は伸びるものの、乗り換えのない郊外の駅に引っ越すことに。一時的な費用はあるものの、固定費で一番大きい費用なので数カ月で元が取れます。
隠れ支出の整理で、メタボ家計脱出
週2~3回の外食を1回に減らして、ほとんど使っていないポケットWi-Fiを解約。車も子どもが生まれてから使う頻度が減ったため、売却することにしました。
保険を見直して、運用で資産づくり
生命保険は、付き合いで加入した二人分の米ドル建終身保険を、思い切って払い済みにして、保険契約内容を切り替えました。解約返戻率が100%を超えるまでは様子を見ることにし、代わりに大黒柱の雄介さんに万が一のことがあったときのため、掛け捨ての死亡保険に加入することに。子どもが大きくなるにつれて、減額、更新をしない方向で備えることにしました。
そして、もともと生命保険は貯蓄の目的もあったので、差額はつみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)で節税メリットを狙いながら運用して、資産形成をしていくように切り替え。余裕ができれば、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)も検討に入れることになりました。しかし現状は、老後資金よりも目先のライフイベントへの対策を優先することにしました。
毎月7万円の赤字家計から、4万円超の黒字化に成功!
これからの健全家計維持のコツ
これから子どもが大きくなるにつれて、支出も増えていくことが予想されるので、少しずつ「被服・美容費」「交際費」の削減や、妻が復職して収入が増えることも視野に入れると良いでしょう。
無駄のない家計とは交際費や嗜好(しこう)品が少ないことではありません。趣味嗜好は人それぞれですが、ストレス解消や健康維持、自己研さん、家族との思い出づくりのためなど、支出の理由はさまざまだからです。収入に見合った支出は大目に見てあげることも大切ですが、決して背伸びはし過ぎないようにしましょう。