災害の種類別に災害保険を解説

 災害にはさまざまなものがありますが、ここでは地震・台風・水害について説明します。

地震の被害にあったときの災害保険

 地震で家や家財が損害を受けた場合には、地震保険により補償を受けることができます。地震の被害に備えるためには、地震保険に加入しておく必要があります。なお、地震保険は単体で加入できる保険ではありません。必ず火災保険とセットで加入する必要があります。地震保険は国の法律に基づき、政府と損保会社が共同で運営しています。そのため、どの保険会社で加入しても、商品の内容や保険料に変わりはありません。

台風の被害にあったときの災害保険

 台風による被害には、「風災」と「水災」がありますが、どちらも火災保険による補償の対象となります。風災とは、台風、旋風、竜巻、暴風などを指し、水災とは洪水や高潮があります。台風や台風による洪水の被害に備えるためには、火災保険に加入する必要があります。

水害にあったときの災害保険

 水害は台風のときだけ起こるわけではありません。台風以外の原因による洪水や高潮も、「水災」ですから、火災保険で補償が受けられます。

 

火災保険の種類によって補償の範囲は変わる

 火災保険にはいろいろな種類があり、どの保険に加入するかで補償の範囲が変わります。例えば、「住宅火災保険」や「普通火災保険」といった名前の保険では、水災の補償がありません。特約により水災の補償を付けられるタイプのものもあります。また、「住宅総合保険」ではほとんどの災害がカバーされます。これから火災保険に加入するという人で、水害が心配な地域にお住いの方は、水災補償のある保険を選びましょう。