1.最近の米国市場動向
米国市場は、米中貿易戦争の解決に向けた具体的な解決策が明確になるまで動きが出づらい状況です。直近の相場動向では、トランプ大統領から中国との交渉に対するポジティブな発言が出ると株価は上昇するものの、今後の具体的な解決策と二国間の最終合意時期に対する疑問も広がっています。交渉が長引くほど、その都度報道される好材料悪材料に一喜一憂する展開になるとみられます。
2.物色される銘柄は?
好材料が続いた場合にまず注目が集まるのは、関税引き上げ等貿易戦争の影響が懸念されていた企業群です。小売業のナイキ(NKE)、ベストバイ(BBY)、半導体業界のマイクロン・テクノロジー(MU)等が物色されるでしょう。貿易戦争の緩和・解決によるマクロ経済の改善効果から、キャタピラー(CAT)等の景気敏感株も恩恵を受けるとみられます。
ナイキの一年間の株価 単位:ドル
(2019年10月14日まで)
ベストバイの一年間の株価 単位:ドル
(2019年10月14日まで)
マイクロン・テクノロジーの一年間の株価 単位:ドル
(2019年10月14日まで)
キャタピラーの一年間の株価 単位:ドル
(2019年10月14日まで)