家計のPDCAを回す
上手に「人生100年時代」を生き抜くためには、自分のお金を、きちんと自分でコントロールする必要があります。
まず始めにすべきことは、無理な節約や、大きなリターンを目的にしたリスクの高い資産運用ではありません。しかも、目的や目標が全くないまま、とりあえず節約を始めたところで根本的な解決にならず、長続きもしないでしょう。
まず必ず行うべきは、自分の将来にわたる収入、支出の100歳までのシミュレーション分析です。
そして、シミュレーションから明らかになった資金の不足を解消するため、節約や資産運用などの対策を講じます。これを行いながら、定期的にチェック、更新、軌道修正することが必要です。
正に、キャッシュフローをベースとした家計のPDCA(計画・実行・検証・改善)を回すのです。その手順をまとめます。
家計のPDCA手順
P(計画):自分の現在の立ち位置、将来の予測をきっちり立てるためにキャッシュフロー(お金の出入り)シミュレーションを作成。分析して課題を明確にする
D(実行):課題に合わせて、無理なく継続可能な節約、資産運用など対策を行う
C(検証):定期的な点検
A(改善):定期的な改良
いかがでしょうか。難しく見えるかもしれませんが、自分のお金流れ全体の動きをきちんと把握して定期的に見直していくことが最も重要なのです。