GWの間、「3分でわかる!今日の投資戦略」では、株式投資の基礎レッスン1から5をお届けしています。今日は、GW3日目。レッスン3をお届けします。これは、レッスン1と2で学んだことを使った応用問題です。25年間の日本株ファンドマネージャー経験にもとづく、私の考えを解説します。
デイトレードって?
1日のうちに、ポジションを決済し、翌日にポジションを持ち越さないトレードを、デイトレードと言います。デイトレードには、「買いから入って売り決済する方法」と、「信用売りから入って買い決済する方法」があります。
今日は、「買いから入って売り決済する方法」について、解説します。
まず、クイズです
<クイズ>
以下の銘柄(A社)は、場中で、株価1,001円をつけています。あなたは、この銘柄が、今日値上がりすると予想しています。デイトレードで100株買いにいくとしたら、どのように注文を出したら、良いでしょう?
以下の<1>~<4>のうち、良いと思う方法をすべて選んでください。
選択肢
<1>成行で100株買い
<2>1,011円に100株の買い指値
<3>1,002円に100株の買い指値
<4>995円に100株の買い指値
A社株の取引時間中の板(いた)情報
板を見て、感じること
買い板(指値の買い注文)は厚い(たくさん入っている)が、売り板(指値の売り注文)は薄い(少ない)と思います。
1,000円に9,000株とまとまった買い注文が入っています。A社株が値上がりすると予想して、買おうとしている投資家が他にもいると考えられます。
一方、上値には、あまり売り板がありません。もし、9,000株の買い指値の一部が、上値の売り物を取りにくれば、簡単に20円や30円は値上がりする状態です。