増収増益が続く銘柄だけではなく減益銘柄でも株価が上昇することは多々あります。減益銘柄へ投資する際はどんなことに注意すべきでしょうか?

 

株価が上昇するのは「増収増益」銘柄に限らない

 筆者は個人投資家の方から銘柄選びのやり方を聞かれた時、まずは「増収増益が続いている銘柄から探すように」とアドバイスしています。

 なぜなら増収増益が続く成長株は、年々企業価値が増加するので株価が上昇しやすいからです。また、増収増益銘柄を探すのが容易だからでもあります。
 会社四季報をパラパラめくるだけでも増収増益銘柄はいくつも見つかりますし、銘柄のスクリーニングにより増収増益銘柄を絞り込むことも簡単にできます。

 しかし、株価が上昇するのは何も増収増益が続く銘柄だけではありません。例えば業績が一時的に落ち込んだとしても、その後業績が回復する見込みが高いと投資家が考える銘柄であれば、株価は上昇を続けるケースが多々あります。

 

業績悪化銘柄への投資の魅力とは?

 最近は株式投資の世界にもAI(人工知能)が入り込んできています。また、アルゴリズム機能を用いた自動売買も盛んに行われています。

 そのため、例えば企業が業績発表を行い、前期より減益の決算内容だとしたらその銘柄の株価は短期間に売り込まれてしまいます。「減益=売り」とあらかじめインプットされているからでしょう。

 でも、減益が一時的なもので、中長期的に見た増収増益基調に変わりがないのであれば、株価の大きな下落は逆に優良な銘柄を安く買うことのできるまたとない機会といえます。これが業績悪化銘柄へ投資する大きな魅力です。