「スマホ代が高い! 何とかしたい!」と思うけれど、「格安のSIMフリーに変える気はない…」という方に向けて、スマホ(スマートフォン)のキャリアを変えなくても、通信費を安くする方法をご紹介します。
まず料金明細3カ月分を準備
まず、契約内容と利用状況を確認するために料金明細3カ月分を手元に準備しましょう。明細は、ご自分の利用状況が確認できるログイン後のマイページから見ることができます。スマホ上で見るより、プリントアウトした方が確認しやすいかもしれません。
3カ月分の料金明細を準備する理由は、月ごとのブレが出ないようにするため。3カ月分なら、平均的な使い方が把握できるため、大切です。
スマホ料金の構成は(1)通話料、(2)データ通信料、(3)その他サービス料の大きく3つに分けられます。自分の使い方にあった料金プランにすることが通信費見直しのポイントです。
STEP1:通話料を見直す
通話料のプランは3つあります。
どのプランが自分にとってピッタリなのか、見極めます。
通話料を気にせず通話できる「通話し放題プラン」は魅力的ですが、最近はLINEなどで無料通話する人の方が多いのではないでしょうか。LINEなどのアプリを使わずに、電話番号で発信する通話し放題が本当に必要かどうか、見直してみましょう。
よく考えたら電話番号で発信することはほとんどない、という場合は、通話した分だけ課金されるプランにしましょう。
■1回の通話が5分以内で終わることが多い
電話番号発信はよくするけれど、1回の通話が5分以内に収まるのであれば、「5分以内通話し放題プラン」に変更しましょう。ただ、5分を超えた場合には30秒20円の料金が加算されます。おおまかな目安として、5分を超える通話が月25分以上になると「通話し放題プラン」の方が安くなります。
【概算】
「通話し放題」基本料金2,700円-「5分通話し放題」基本料金1,700円=1,000円
[1,000円÷30秒20円(5分を超えた分の料金)≒25分(5分オーバーの通話時間/月)]
※料金は大手携帯キャリアの代表的な料金
■1回の通話が5分を超えることが多い
電話番号発信の1回あたりの通話時間が5分を超えることが多く、ひと月の通話時間の合計が約43分以上になる場合には「通話し放題プラン」にしましょう。
【概算】
「通話し放題」基本料金2,700円-「通話した分だけ課金」基本料金980円=1,720円
[1,720円÷30秒20円(通話した分だけ課金の料金)≒43分(通話時間合計/月)]
※料金は大手携帯キャリアの代表的な料金
STEP2:データ通信料を見直す
通信料のプランも、自分が使っているデータ使用量と合っているか、見直してみましょう。
明細を見ると当月の使用量が表示されています。契約している容量に対して、使用量はどうなっているでしょうか。多く契約しすぎている場合は少ない量の契約に変更しましょう。
万が一容量が足りなくなってしまった場合でも、残りの日数を低速で我慢するか、容量を追加することができます。最初から大容量で契約するよりも足りないときだけ追加料金にする方が安くなるかもしれません。
STEP3:不要なオプションや有料サービスは一つ残らず解約する!
料金明細の最後にはオプション料金やスマホ代と一緒に決済されている有料サービスなどが載っています。スマホ契約の際に加入してそのままになっていたり、初月無料で登録して、契約したままになっている有料オプションはありませんか? 何のサービスか分からないもの、今まで使ったことのないものは一度解約しましょう。
また、端末の保険についても今は家電量販店でSIMフリー端末が安く手に入ります。保険が本当に必要かどうか検討してみてください。
500円程度のオプション料金であっても、チリも積もれば山となります。不要なものは1つ残らず解約しましょう。