英国のEU(欧州連合)離脱、平成の終わり、消費税が10%に。そろそろ下落……か、と雲行き怪しい声も聞こえる2019年。

 そんな中、人気株ブロガーの「むらやん」さん、「すぽ」さんに2019年の予想を直撃!

 マイナス1,000万以上、リーマンショックなど波乱万丈の平成マーケットを経験し自身の投資術を確立したお二人。投資の歴史と投資術を振り返りながら、勝つために2019年どうするのか。投資戦略と注目銘柄をお聞きしました。ぜひ2019年の投資の参考にしてください。

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    むらやん/村上直樹 さん

    年齢:39歳、投資歴:13年
    投資スタイル:デイトレード~数日 
    1日の投資時間:5時間、投資利益額:1億円以上

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    すぽ さん

    年齢:40代、投資歴:13年
    投資スタイル:グロース株への中長期投資 
    1日の投資時間:1~2時間、投資利益額:数千万円

 

 波乱相場を乗り越え、1億円、数千万以上も利益を出しているお二人に3つの共通点がありました。

1.戦術を見直して成功へ

 むらやんさんはデイトレードを開始するも、資産は半分に減少。その後、3カ月間勉強し、新しいやり方に切り替えます。その後は月100万円から200万円コンスタントに勝てるような戦術を編み出しました。

 すぽさんは、リーマンショック時に、大きな損失を被りました。ここから投資スタイルを変え銘柄選びから見直します。
 損失時は、悲観ばかりでなく、戦術を見直しているお二人。その後、土俵際からの大逆転を果たしています。

2.自分なりのルールを決める

 投資のルールを課して売買をしているお二人。むらやんさんは、自分が想定した値動きにならなかった場合、買った値段に戻ったときにいったん決済。それにより損切りが少なくなり、勝率が上がったそうです。

 一方、中長期投資のすぽさんは「よっぽどのことがない限り2倍になるまで待ち、2倍になったら半分売る」というルールを定めています。

3.深追いはしない

「10万円から20万円」などと目標金額(利益)を設定して取引をするむらやんさん。そして、目標に達したら、潔く利益を確定させます。

 すぽさんも前述したように2倍になったら半分売ると決めています。どちらの場合もさらに値が上がる可能性がありますが、同時に大きなマイナスを背負う可能性もあるため、深追いはせず、淡々と取引を行っています。