FXに挑戦するも「ズボラ」では無理と分かって撤退
──結婚後、自分で投資を始めたときは最初からインデックスファンドがメインだったのですか。
実はそうではないんです。当時、FXが流行っていて。インデックスファンドと平行してFXも始めました。ただ、やってみて分かったのですが、FXって本気で儲けようと思ったらかなりの労力をかけなければならないんです。常に通貨の動きをチェックするとか。
──ズボラ戦術は通用しない?
FXに限っては絶対、無理でしょうね。
──それですぐに見切りをつけた?
そもそも私の場合、「お金を増やしたい」という思いはあっても、投資に時間や労力をかけるのは嫌なんです。おそらく個人投資家の中には毎日株価の推移を眺めるのが楽しくてしょうがないという人もいるのでしょうが、私は違います。そんな時間があるなら家族と一緒に過ごしたいし、好きな趣味を楽しみたい。要するに自分の時間を犠牲にしてまで大儲けしようとは思わないんです。だからまあ、自然と「ズボラ投資」に行き着いたわけですが、その点でFXは性に合わないというか、私には無理でした。
──人によって合う合わないがありますよね。
FXをやっていると相場を気にしないといけず、落ち着かないんです。私は長期投資を考えていたので、この先もずっとこんな日々が続けていくのは、とてもじゃないけどやっていけないと思いました。しかも、そこまでしても儲かるという保証はないわけです。
──それもあってインデックス投資にされたわけですね。
そう、インデックス投資というのは基本、買ったら持ちっぱなしですからね。もちろん収入などに応じて追加購入していくわけですが、少なくとも頻繁に売ったり買ったりするわけではありません。その点で長期投資、さらにいえば「ズボラ投資」にピッタリなんです。
──FXの収支はどうだったのですか。
数十万円のマイナスでした。若いサラリーマンにとっては大金でしたが、「まあ、授業料だと思ってあきらめよう」という感じでしたね。
──では、次回は具体的にどんなファンドで運用されているのかをお伺いします。
読者へメッセージ
ズボラ投資
資産運用のための投資に難しい勉強はいりません。最初に世界の株の波に乗ると決めてしまえば、あとはそれをたまに見ているだけでいいのです。投資などに時間をかけずに、他のことに時間を使いましょう。
中編『「ズボラ式」アセットアロケーションとは?』へ続く!>>
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