日本株の乱高下が止まりません。さらなる株価下落を心配する声も多い一方、逆に安く買えると喜んでいる人もいるようです。
一体、どのような行動をするのがよいのでしょうか?行動パターン別に検証していきます。
行動パターン1:とにかく我慢する
最も多いのは、短期間の株価急落に対応できず、何も動くことができなかった、という方だと思います。
保有株が大きく値下がりし、中にはかなりの含み損を抱えているものもあるが、すでに今さら売るつもりにもなれず、「持っていればきっと再び上昇するだろう」と我慢して持ち続ける、というパターンです。
また、もともと長期保有を前提にしている方の場合は、どんなに株価が下落してもそれを我慢して持ち続けることで、長期的には報われるという考え方もあるようです。
いずれにせよ、このパターンの場合、我慢して持ち続けた結果、上昇に転じればよいですが、そうならずに大きく下落したときに、大きな含み損を抱えた塩漬け株が大量に発生し、身動きがとれなくなる恐れがあります。
行動パターン2:値下がりしている株を買い向かう(ナンピン買い含む)
逆張りをする個人投資家の方に多いパターンです。株価が大きく下落すると、割安になったとして買い向かうというものです。
アナリストやストラテジストが、株価が大きく下落するときは逆張りの買いを推奨するケースを見かけます。
また、積極的に買い向かうのではなく、保有している株が値下がりしたため、仕方なくナンピン買いをする、という方も少なくありません。
しかしこのパターンは、パターン1と同様のリスクがあります。買い向かった後で株価が反発すればよいですが、そうならずにさらなる下落となった場合、大きな損失を被る危険性があります。