※本記事は2018年9月25日に公開したものです。 

 この連載では、公共料金の支払いで最大限トクする方法、通信費を圧縮するマル秘テクニックなど、毎月読めば、年間10万円以上トクするノウハウ、節約術などを紹介しています。

積み立て先はデパートがかなりオトク

 超低金利時代の今、銀行にお金を預けてもなかなか増えませんよね。

 100万円を1年間預けても0.01%の定期預金金利なら利息はたったの100円、この微々たる利息に税金が掛けられ、ATM利用の時間外手数料を取られたら、手元に置いていた方が損しないんじゃないか!? と思ってしまいますね。

 実はこんな時代でも積み立てで賢く増やす方法があります。

 それが、デパートが行っている「友の会」と呼ばれる積み立てサービスです。

「聞いたことはあったけど、本当にオトクなの? 面倒そう…」と二の足を踏んでいる方に伝えたい、やらなきゃ損するデパート積み立てについて、解説します。

「友の会」って何ですか

「友の会」とは、デパート独自の積み立てサービスのことです。これに入会して毎月一定額を1年間積み立てると、1カ月分をボーナスとして上乗せして受け取れるというもの。申し込めばいつでも積み立てスタートできます。

 満期時は現金ではなく、デパートで使えるお買い物カードとして受け取ることになります。例えば、毎月1万円ずつ積み立てた場合、1年後には13万円分のお買い物カードがもらえます。単純計算でも年利8.3%! 100万円預けても100円しか受け取れない年利0.01%の銀行定期預金とは比べものになりません。

 受け取ったお買い物カードは、グループのデパートやオンラインストアなどで利用可能です。有効期限はなく、セール品やブランド店でも利用でき、使い勝手がとてもいいのです。

 また、友の会に入会することでレストランやレジャー施設、デパートのカルチャーセンター受講の優待サービスなどを受けることもできます。

オトク過ぎますが、デメリットはないですか?

 とてもオトクな積み立てサービスですが、注意点がいくつかあります。

 万が一、契約の会社が破綻した場合、積み立てたお金が戻ってこない、商品券が利用できなくなるといった可能性があります。

 次に満期時に受け取るお買い物カードはおつりがでません。使い切れるよう、ある程度、計画や予算を立てた上で積み立てましょう。商品券があるからと言って必要以上に無駄遣いしないよう、注意しましょう。

 ただし、途中で解約した場合、ボーナスは付きませんが、積立額がそのまま戻ってくるので安心です。