今年から投信を始めた投資家へのメッセージ

今年から投信を始めた運用初心者のなかには、なかなか結果が出ない状況に早くも不安を抱えている方がいるかもしれません。しかし、慌てる必要はありません。投資信託の値動きは、短期的には上下しながらも、長期的には右肩上がりの成長を期待するものです。目先の動きに一喜一憂せず、できるだけ長い期間、市場に資金を投じ続けることが大切です。特に、積立投資を始めた方は、今こそ仕込みどきと考え、いずれ来る反発局面を心待ちに地道に積立投資を続けるようにしましょう。

投信による資産形成は長期投資が王道です。投資を長く続けるためには、運用期間中に市場が大きく変動したときでも平常心でいられることが重要です。そのためには自分が平常心でいられる「値動きの大きさ」がどれくらいなのかを知る必要があります。運用を始めて間もない運用初心者は、ここ数カ月間の値動きのなかで、自分が平常心でいられる値動きの大きさをあらためて感じることができたのではないでしょうか。

もしも、自分が当初想定していた値動きとは違い、その値動きを少しでも和らげたいと思うならば、今までの運用資産の値動きを補完する役割が期待できる商品に分散することを考えても良いと思います。そこで、今回は不安定な市場環境に備えるための3つの投資アイデアを紹介しましょう。