本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(8月15日)
15日のドル/円の終値は110.75円
前営業日に比べ0.43円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。
- TRY:カタールがトルコに150億ドルの支援を約束
- TRY:トルコ裁判所は、米国人牧師の釈放を却下
- OIL:EIA(米エネルギー情報局)石油在庫統計、原油は680.5万バレルの積み増し。原油先物価格は下落
- GOLD:金価格、リスクオフのマーケットにもかかわらず1年7カ月ぶり安値
- MXN:メキシコ中央銀行、利下げを延期か
- HKD:香港通貨庁(中央銀行)が香港ドル買い介入を実施
主要指標終値
本日の注目通貨
トルコリラ/円:急反発
トルコリラ/円は急反発。トルコ当局は、外貨とリラのスワップ取引をこれまでの半分に制限する措置を発表。マーケットはトルコリラの売り持ちポジションを買い戻す必要に迫られてトルコリラが急上昇しました。
トルコが米国人牧師の解放を改めて拒否して一時下げる場面もありましたが、NY時間にカタールがトルコに150億ドルの投資を約束したとの報道が伝わると一段と上昇、18.86円の高値をつけました(チャート1)。
カタールは、サウジアラビアやエジプトなどに国交を断絶されましたが、その後もトルコとは良好な関係を維持していることが、今回の支援表明となったようです。
ドル/円:111円台キープできず
水曜日の東京午前に111.43円まで上昇したドル/円ですが、111円台を守りきることができず、その後は一方的に下落、NY時間には110.43円の安値をつけました(チャート2)。
トルコリラは乱高下しながらも、パニック的な売りは収まりつつあるようです。しかし、影響は他の新興国に広がっています。中国人民元は過去最安値に接近する1ドル=6.9578元まで元安が進行。また香港通貨庁は水曜日、香港ドル防衛のために介入を実施しました。
貿易戦争と人民元安で中国経済に異変が起きたならば、ドル/円にとってはトルコリラ以上のショックとなります。中国経済と結びつきの強い豪ドルは、対ドルで1年8カ月ぶりの水準まで下落。いずれにしても、マーケットはトランプ大統領が嫌う「ドル高」に動いています。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
16日:豪雇用統計、英小売売上高指数、米住宅着工など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。