本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(8月14日)
14日のドル/円の終値は111.14円
前営業日に比べ0.41円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- TRY:トルコ・エルドアン大統領「米国の電化製品をボイコットする」。英紙「トルコは米国の利上げの最初の犠牲者となった」
- ZAR:南アランド準備銀行「南アランド下落に対する為替介入は行わない」
- MXN:トルコリスクがメキシコの株式市場に伝染するリスク
- GBP:4~6月英失業率(ILO方式)4.0%、予想より低下
- EUR:4~6月期 欧州GDP(改定値)前期比0.4%、前年比2.2%、予想上回る
主要指標終値
本日の注目通貨
トルコリラ/円:小休止
8月14日(火)のトルコリラ/円は1トルコリラ=15.82円まで下げた後、17.66円まで反発。マーケットは少し落ち着きを取り戻しました(チャート1)。
「トルコリスクが他の新興国や欧州へ伝染しても被害は少ないだろう」と楽観的な見方も増え、パニック的な売りはいったん止みました。しかしリスクは依然として残っています。トルコ・エルドアン大統領はトルコリラ安を止めるために利上げを使うつもりはまったくなく、米国との関係修復に動く様子もありません。マーケットは次の「悪い材料」待ちモードです。
ユーロ/ドル:年初来安値を更新中
ユーロ/ドルは1ユーロ=1.1328ドルまで安値を更新(チャート2)。
この日発表された、欧州の4~6月GDP(国内総生産/改定値)は予想を上回る結果となりました。欧州のファンダメンタルズは強いにもかかわらずユーロ/ドルは下落。ブレグジット(英国のEC[欧州連合]からの離脱)やトルコ、そしてイタリア予算が懸念材料となって、売りが優勢となっています。
今週のピボットは1.1474ドル。第1サポート1.1321ドル、第2サポート1.1234ドル。第1レジスタンス1.1561ドル、第2レジスタンス1.1714ドル。
8月のこれまでの高値は1.1699ドル、安値は1.1329ドル。高値と安値の半値(50%)は1.1514ドル。
先週の終値はその前の週に比べ157ポイントのユーロ安/ドル高。
先週の値幅は240ポイントで、1日の平均値動きは72ポイント。
2018年のこれまでの高値は1.2555ドル、安値は1.1329ドル。半値レベルは1.1942ドル。
ユーロ/円: 1ユーロ=127円直前まで一時反発
今週のピボットは127.32円。第1サポートは125.18円、第2サポート123.86円。第1レジスタンス128.63円、第2レジスタンス130.77円(チャート3)。
8月のこれまでの高値は131.10円、安値は125.15円。高値と安値の半値(50%)は128.12円。
先週の終値はその前の週に比べ2.20円のユーロ安/円高。
先週の値幅は3.45円で、1日の平均値動きは1.00円。
2018年のこれまでの高値は137.50円、安値は124.62円。半値レベルは131.06円。
ドル/円:1ドル=111円台に戻す
ドル/円は111.30円まで上昇。「FRB(米連邦準備制度理事会)がトルコリスクを理由に利上げを見送ることはない」との見方も出てドル/円が買い戻されました(チャート4)。
今週のピボットは110.97円。第1サポート110.42円、第2サポート109.96円。第1レジスタンス111.43円、111.98円。
8月のこれまでの高値は112.15円、安値は110.11円。高値と安値の半値(50%)は111.13円。
先週の終値はその前の週に比べ0.38円のドル安/円高。
先週の値幅は1.01円で、1日の平均値動きは0.57円。
2018年のこれまでの高値は113.37円、安値は104.61円。半値レベルは108.99円。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
15日:英CPI、米小売売上高など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。