中国初の世界同時株安で始まった2016年の金融市場。6月下旬にもBREXIT(ブレグジット)で市場は大きく上下に変動しました。今後の金融市場を占うトピックは米国の追加利上げ観測、中国経済や原油価格の動向、日本・欧州のマイナス金利政策の行方など事欠きません。こうした市場環境下、世界の金融市場は方向感を失い、不安定な状況が続いています。

主要インデックス投信は国内債券を除き軟調な展開に

国内および世界の代表的な市場に連動する主要なインデックス投信も2016年の実績は国内債券を除き、軟調な展開となっています。不安定な市場環境下でも慌てずに運用を続けるために、分散投資の重要性が増してきています。

グラフ1:主要インデックス投信の基準価格の推移(2015年12月末~2016年8月末)

※各インデックス投信の日次のリターンをもとに、2015年12月末を10,000として指数化。