本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(8月9日)
9日のドル/円の終値は111.06円
前営業日に比べ0.12円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
- NZD:RBNZ(NZ準備銀行)副総裁「利下げの可能性高まった。利上げは議論から外れた」
- RUB:ロシアが米国の政策に対する報復を示唆。米露の対立を嫌気してロシアルーブルが下落
- RUB:米国、ロシアに追加制裁発動か。ロシアルーブル急落
主要指標終値
本日の注目通貨
トルコリラ/円:ついに20円割れ
米国人牧師拘束を巡って米国とトルコの緊張関係が続く中、トルコ政府の代表団が訪米して米国務副長官と会談を持ちましたが、具体的な進展はなし。これが売り材料となってトルコリラは再び下落。ついに20円を割り一時19.84円までトルコリラ安が進みました(チャート1)。
トルコリラの高金利は魅力ですが、現在のマーケットのリスクに見合うとはいえません。しばらくは慎重な取引を心がけるべきでしょう。なお、トルコの新財務相が財政赤字削減目標を発表しましたが、マーケットの反応はゼロ。まだ良い材料に反応する状況ではないということです。
ポンド:英国の将来に不安
条件がまとまらず決裂状態でEU(欧州連合)を離脱する「ノーディール・ブレグジット」のリスクが英国で高まっています。BOE(英国中央銀行)の利上げは忘れられたかのようにポンドは大幅下落。ポンド/ドルは昨年8月25日以来の1.2819ドル、ポンド/円は昨年9月8日以来の142.35円まで安値を更新しています(チャート2)。
ドル/円:111円台前半の取引続く
木曜日のドル/円はこの日も強い方向感が出ず、111円を挟んだ取引に終始しました。高値は111.18円で4営業日連続切り下がり。安値は110.71円で3営業日連続切り下がり(チャート3)。
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!
10日:英GDP、カナダ失業率、米CPIなど
英4~6月期GDP(速報値)
英国のGDP(国内総生産)は前期比0.4%、前年比1.3%で1~3月期から比べてやや拡大する見通し。しかし「ノーディール・ブレグジット」の可能性が高まる中、今後の英国の成長率に影響が出てくる懸念があります。
カナダ雇用統計
カナダ三大指標(失業率、CPI、GDP)のひとつである7月の雇用データは重要。カナダ銀行の9月利上げを占う重要なデータとなります。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。