楽天証券分類平均リターンランキング
続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。
楽天証券で取扱いがあり、かつ値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。
過去3カ月間の騰落率で大きく上昇した分類は、
「原油関連-為替ヘッジ無し」、
「MLP-為替ヘッジ無し」、
の5分類でした。
目立った銘柄としては、
「UBS原油先物ファンド」が+11.89%
「eMAXIS 米国リートインデックス」が+11.26%、
「米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」が+5.43%
の上昇でした。
一方、大きく下落した分類は、
の5分類でした。
目立った銘柄としては、
「ブラジル・インフラ関連株ファンド」が▲23.31%、
「トルコ債券オープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」が▲18.90%、
「ブラジル公社債ファンド」が▲13.64%
の下落でした。
過去3カ月は、原油価格が高止まりしたことから原油先物やMLPに投資するファンドが好調だったほか、3月まで低迷していた海外REITに投資するファンドが4月以降大きく回復しました。一方、地政学リスクの台頭で新興国の株式、債券、通貨がトリプル安の展開となりました。新興国関連ファンドは、経済情勢や財政状況など、国の選別がますます重要になりそうです。