投資信託の「足元の動向」をお伝えする楽天証券分類平均リターンランキング
当コンテンツでは、投資信託の値動きを投資対象別に分類した楽天証券分類平均インデックスを使い、過去3カ月間の騰落率をランキング形式でお届けします。
今、上昇している分類、下落している分類を把握することで、今後の投資判断の参考にしてください。
基本8分類の過去3カ月間の騰落率
まずは、分散投資の基本となる国内・先進国・新興国の株式・債券・リート(不動産投資信託)の基本8分類の騰落率を定点観測してみましょう。
2018年5月末を基準とした過去3カ月間の騰落率を見ると
「海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」、「国内REIT」、
「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」等の分類が上昇しました。
一方、「新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「新興国債券(広域・新興国通貨建)-為替ヘッジ無し」、
「先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し」等の分類が下落しました。
楽天証券分類平均リターンランキング
続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。
楽天証券で取扱いがあり、かつ値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。
過去3カ月間の騰落率で大きく上昇した分類は、
「原油関連-為替ヘッジ無し」、
「MLP-為替ヘッジ無し」、
の5分類でした。
目立った銘柄としては、
「UBS原油先物ファンド」が+11.89%
「eMAXIS 米国リートインデックス」が+11.26%、
「米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」が+5.43%
の上昇でした。
一方、大きく下落した分類は、
の5分類でした。
目立った銘柄としては、
「ブラジル・インフラ関連株ファンド」が▲23.31%、
「トルコ債券オープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」が▲18.90%、
「ブラジル公社債ファンド」が▲13.64%
の下落でした。
過去3カ月は、原油価格が高止まりしたことから原油先物やMLPに投資するファンドが好調だったほか、3月まで低迷していた海外REITに投資するファンドが4月以降大きく回復しました。一方、地政学リスクの台頭で新興国の株式、債券、通貨がトリプル安の展開となりました。新興国関連ファンドは、経済情勢や財政状況など、国の選別がますます重要になりそうです。
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