本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(5月18日)
18日のドル/円の終値は110.77円
前営業日に比べ0.02円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
- USD:米金利上昇でアジア新興国からマネー逃避、流出額は15年のチャイナショック超える
- USD:米中貿易協議は、中国が米国産品の「大幅」輸入拡大で合意。数値目標には触れず
- EUR:「五つ星」と「同盟」の財政拡大政策で、イタリアが債務危機に陥る懸念も
- CAD:NAFTA(北米自由協定)再交渉も合意できず。カナダドルの弱材料に
- CAD:4月消費者物価 前年比2.2%、予想下回る。カナダ利上げ見通しが後退か
- CAD:3月小売売上高(除自動車)前月比▲0.2%、予想下回る
- GBP:ヘンリー英王子とメーガン・マークルさんが結婚
主要指標 終値
本日の注目通貨
ドル/円:111円の上を目指すか
110円台後半からスタートしたドル/円は、特別な材料も無いなかで更に上値を伸ばし、NY時間には111.08円まで上昇。その後は、達成感と米長期金利の軟化で当日安値となる110.61円まで下げて、終値は110.77円でした。(チャート1)
1日の値幅は0.5円にも満たなかったものの、1月23日以来の111円台まで戻し、今年の高値にあと2円と迫った点では意味がありました。
今週のピボットは110.35円。サポートは109.62円、108.47円、レジスタンスは、111.49円、112.22円。
ユーロ/ドル:1.15ドルへ? あるいは押し目買い?
ユーロ/ドルは1.1750ドルまで安値を更新(チャート2)。
先週から急にユーロの話題の中心となっているイタリア政治は、ポピュリズム政党の「五つ星」と極右政党の「同盟」が連立政権樹立を向けた政策で合意。綱目にユーロ離脱が除外されたことでユーロ分裂の脅威は免れました。
しかし、連立政権のポピュリズム的積極財政がイタリアの債務拡大を招くことをマーケットは警戒しており、イタリア国債の利回りは約7カ月ぶりの高水準に拡大しています。
今週のピボットは1.1838ドル。サポートは1.1681ドル、1.1592ドル、レジスタンスは、1.1927ドル、1.2084ドル。
ユーロ/円:ドル/円失速なら、年初来安値も
ユーロ/円は131円台前半でまたも上昇を阻まれ130円台前半に戻しました。(チャート3)
ユーロ/ドルの下げを円安で緩和している状況でドル/円の勢いが途切れてしまえば、ユーロ/円は年初来安値圏の128円台へ向かう可能性があります。
今週のピボットは130.42円。サポートは129.47円、128.58円、レジスタンスは、131.31円、132.26円。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。