本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(4月25日)
25日のドル/円の終値は109.42円。
終値が109円以上で引けたのは、約2カ月半ぶりのことです。前営業日に比べ0.61円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- トルコリラ:一時急騰。トルコ中央銀行が上限金利を13.5%に引き上げ
- 南アランド:対円で年初来安値
- カナダドル:上昇。トランプ大統領が、NAFTA(北米自由貿易協定)の早期妥結を示唆
- ドル:トランプ大統領が新たなイラン核合意を検討。原油価格の抑制要因
- NY株:反発。2,4083.83ドル(+59.70ドル)
- 原油先物:68.05ドル(+0.35ドル)
- 米長期金利:10年債利回り3.026%(+0.026%)4年3カ月ぶり高水準
- 金先物:1,322.80ドル(▲10.20ドル)
本日の注目通貨
ドル/円:109円台で上値伸ばす
この日のドル/円は、109.47円まで上昇。東京時間に再び109円台に乗せてから徐々に上昇を続け、NY時間終盤には2月8日以来となる高値まで上値を伸ばしました。新規の買い材料はありませんでしたが、3%を超えた米長期金利がドルを押し上げています。この日の安値は東京時間の108.77円(チャート1)。
トルコリラ/円:中央銀行の強い意志を示す
トルコリラ/円は急上昇。約1カ月ぶりとなる27円をつけました。トルコ中央銀行はこの日、上限金利である後期流動性貸出金利を12.75%から13.5%に引き上げ。昨年12月以来の変更で、引き上げ幅は予想の0.5%を上回りました。
さらにトルコ中央銀行が「必要に応じてさらに利上げする」と、市場に対して強くアピールしたことで、トルコリラに買いが集まりました(チャート2)。
南アランド/円:年初来安値つける
米長期金利の上昇が高金利通貨の南アランドを直撃。南アランド/円は、8.71円まで下落して、年初来安値をつけました。
南アフリカでは、今年2月にズマ前大統領に代わってラマポーザ氏が新大統領に就任。今年の成長率3%達成を目指し経済改革に意欲を見せるなど、良いニュースが続いていました。しかし、米国の長期金利が3%を超える今、新興国に対する投資妙味は薄くなり、南アランドは苦戦を強いられそうです(チャート3)。
本日の注目イベント
26日:ECB会合
本日はECB(欧州中央銀行)の会合が開かれます。金融政策は現状維持で、政策金利は現行の0.0%に据え置く方針。フォワードガイダンスの変更もないと言われています。
ただし、最近の経済指標が勢いを失っているため、緩和縮小の終了時期が来年まで延長になるとの後ろ向きの見方が増えていて、これが最近のユーロ売りの理由にもなっています。ドラギ総裁会見に注目です。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。