今日のレンジ予想
毎ヨミ!FXマーケットニュース(4月3日)
3日のドル/円の終値は106.61円。
前営業日に比べ0.70円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- ドル:米政権のナバロ通商製造政策局長がFRB(米連邦準備制度理事会)を批判。「インフレ無いのに利上げするのは理解できない」
- 円:黒田総裁「出口戦略は日銀内部で議論している」
- ユーロ:欧州の3月製造業PMI(購買担当者指数)はおおむね良好。景気は穏やかに拡大
- 豪ドル:RBA(豪準備銀行)、政策金利を1.50%に据え置き。利上げは2019年下半期以降か
- NY株:大幅上昇。24033.36ドル(+389.17)
- 原油先物:63.51ドル(+0.50)
- 米長期金利:10年物利回り2.775%(+0.046)
- 金先物:1337.30(▲9.6)
今日の注目通貨
ドル/円:買い戻されて106円台
イースター休暇明けのマーケットで、ドル/円は買い戻しが優勢。東京時間に安値105.67円をつけたあと、欧州時間朝に106円台を回復、NY時間には106.66円まで上値を伸ばしました。トランプ米大統領はアマゾン批判をしているものの、実際の制裁措置はないとの安心感が株高となり、投資家心理が改善したことも理由(チャート1)。
106円台がしっかり値固めできたら、次は3月高値107.29円、そして108円がターゲットになります。ただし、今週末には3月米雇用統計が控えているので、まだ注意が必要です。
今日のピボットの下値メド(サポート)は105.35円、上値メド(レジスタンス)は107.29円。レジスタンスは3月の高値と同じレベルです。
ユーロ/ドル:息切れか
イースターを挟み、しばらく1.2280ドルから1.2350ドルの間で取引を続けていたユーロ/ドルですが、この日はレンジを下に抜けて1.2254ドルまで下落。今年の高値/安値の50%である1.2235ドルに接近しています(チャート2)。
欧州の景気見通しは良好さを保っていますが、最近の指標にはこれまでの勢いがありません。本日は欧州の3月CPI(消費者物価指数)の速報値の発表があります。
ポンド/ドル:レンジ取引続く
ポンド/ドルは、1.4000ドルから1.4100ドルのレンジ内で推移中。今年の安値/安値の50%は1.3901ドルに位置しています(チャート3)。
本日の注目イベント
4日:欧州HIICP、英建設業PMI、3月ADP雇用統計
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「曇り」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「曇り」80日でした。
2018年3月19日より、ご愛読いただいておりました連載「FXデイリーチャート」と、連載「デイリー為替情報」が合体し、新連載「毎ヨミ!為替Walker」としてリニューアルしました。これまでのバックナンバーはこちらよりご覧ください。