今日のレンジ予想
毎ヨミ!FXマーケットニュース(3月29日)
29日のドル/円の終値は106.45円でした。
前営業日に比べ0.41円のドル安/円高になったので、今朝の天気マークは、「雨」です。
水曜日は、月末のドル需要と米朝首脳会談の期待で一時107.01円まで上昇したドル/円ですが、滞空時間はごく短く終わりました。この日のドル/円の高値は106.93円まで。107円を再び見ることはないまま、106円台中盤でしばらくもみあいを続けましたが、NY時間には106.27円まで下落しました。
- 円:麻生財務相「日米の金利差が3%に広がるとドルは上昇する」
- ドル:2月PCE(個人消費支出)コアデフレーター前月比+0.2%、予想と変わらず
- ドル:3月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)101.4、予想下回る
- ドル:ロシアが米国の外交官60名を国外退去処分
- ユーロ:ドイツ3月失業率5.3%。過去最低水準
- ユーロ:ドイツ3月CPI(消費者物価指数)前年比+1.6%、予想下回る
- ポンド:英国10~12月GDP(国内総生産、確報値)、前年比+1.4%
- カナダドル:1月GDP前月比▲0.1%、予想下回る
- トルコリラ:10~12月GDP前年比7.3%、予想上回る
- NY株:上昇。24103.11ドル(+254.69)
- 原油先物:反発。64.94ドル(+0.56)主要産油国の協調減産継続の報道で
- 米長期金利:10年物利回り2.739%(▲0.042)
- 金先物:続落。1327.30(▲2.70)続落
今日の注目通貨
ドル/円、107円台に戻れず
ドル/円は上値の重さを改めて確認した形となりましたが、まだ3月の高値/安値の半値(105.95円)に位置しています。本日はイースター休暇で欧州市場のほとんどが休場になるため、マーケットの流動性が大きく低下します。不意なレートの動きに十分注意する必要があります(チャート1)。
今日の上値メド(レジスタンス)は106.83円、107.21円、下値メド(サポート)は106.17円、105.88円。
ユーロ/ドル:1.23ドル割る
水曜日のドル売り(ユーロ買い)の流れは続かず、この日は1.2283ドルまで下げて1週間ぶりの安値をつけました。3月の高値/安値の半値(1.2315ドル)を下回るレベルまで下げています(チャート2)。
ポンド/ドル:ピークアウト
今週火曜日に今月の高値となる1.4244ドルをつけた後は失速。この日は1.4010ドルまで下落しました。3月の高値/安値の半値水準(1.3978ドル)に接近しています(チャート3)。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「曇り」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「曇り」80日でした。
2018年3月19日より、ご愛読いただいておりました連載「FXデイリーチャート」と、連載「デイリー為替情報」が合体し、新連載「毎ヨミ!為替Walker」としてリニューアルしました。これまでのバックナンバーはこちらよりご覧ください。