今日のレンジ予想
毎ヨミ!FXマーケットニュース(3月22日)
ドル/円は、横ばい。上下ともに堅い
22日のドル/円の終値は105.28円。前日に比べ0.75円の大幅なドル安/円高になりました。
今朝の天気マークは「雨」。今朝の東京市場ではさらにドル安が進み、104円台に入っています。トランプ大統領が、中国が知的財産権を侵害しているとして、トランプ大統領は、最大600億ドル(6.3兆円相当)の高関税を課す制裁措置を発表。中国の反発は必至と思われ、貿易戦争の拡大を嫌ってNY株式が700ドルを超える暴落、ドルが売られ、円が買われました。
- 円:23日の東京市場朝に104円台へ
- ドル:トランプ大統領、中国知的財産侵害に対して最大600億ドルの高関税
- トルコリラ:史上最安値を再び更新中。東京市場朝に一時26円を割る急落
- ポンド:BOE(英中央銀行)政策金利据え置き。英経済とインフレ見通しに自信
- ポンド:7名中2名が利上げ支持。5月利上げ期待高まる
- ユーロ:欧州3月PMIは、製造業、サービス業とも予想を下回る。ユーロ/円は130円割れ
- 豪ドル:2月失業率、予想よりやや悪化
- 円:若田部日銀副総裁「日銀の外債購入は、制度的にいろいろ問題」
- NY株価:700ドル超安の暴落。ダウ平均株価終値23,957.89ドル(▲724.42ドル)
- NY原油先物:反落。終値 64.30ドル(▲0.87ドル)
本日と明日の注目イベント
22日:カナダ消費者物価指数
カナダの2月消費者物価指数は、前年同月比2.0%に強含みの予想(前回1.7%)。また1月小売売上高は前月比1.2%に上昇の予想。
NAFTA(北米自由貿易協定)協議において、カナダとメキシコで製造された輸出用車両に関する要求を、トランプ政権が取り下げたとのニュースが、カナダドル買い材料になりました。また原油価格が上がっていることも、資源通貨であるカナダドルにとってプラス。
本日の消費者物価指数が強ければ、BoC(カナダ銀行)の利上げ期待で、カナダドルの上昇にさらに弾みがつく可能性があります。
今日の注目通貨
ドル/円:104円台突入!
前日のNY市場から今朝の東京市場のドル/円の動きです。105.28円でNY市場を終えた後、東京市場の朝に105円を割ると、一時104.64円まで下落しました。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「曇り」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「曇り」80日でした。
2018年3月19日より、ご愛読いただいておりました連載「FXデイリーチャート」と、連載「デイリー為替情報」が合体し、新連載「毎ヨミ!為替Walker」としてリニューアルしました。これまでのバックナンバーはこちらよりご覧ください。