前日(02月12日)の市場概況

ドル/円:109円手前が重い。株にも金利にも反応鈍くなる

 先週金曜日はダウ平均株価が一時450ドル超も下落。マーケットに再びリスクオフの動きが強まると、ドル/円が売られ、昨年9月以来の安値となる108.03円まで下落しました。ただその後はダウ平均株価が回復、ドル/円も108円台後半まで戻して終了。

 週明けのドル/円は小動き。アジア時間の108.88円が高値で、NY時間に108.42円まで下落しました。トランプ大統領がこの日発表した予算教書で、2019年の米国の赤字予想が9840億ドル(約11兆円)に拡大することがわかると、財政赤字拡大を嫌って米長期金利が上昇。

 ドル/円はやや買い戻されましたが、109円には戻れず。終値は108.642円(前日比-0.157円)でした。先週は110円台手前にあったドル売りの水準が下がり、すでに109円台手前が重くなっているようです。

 

ユーロ/ドル:1.23ドル手前で足踏み

 先週金曜日に1.2205ドルまで下落したユーロ/ドルですが、週明けは買い戻され、高値1.2297ドルをつけました。

 

ユーロ/円:年初来安値から133円後半まで戻す

 先週金曜日のマーケットで、年初来安値となる131.98円まで下落したユーロ/円。この日は、ドル/円が戻したこともあって、133.64円まで回復。