新興国株式市場は2013年の夏より、経常赤字国の株式を中心に大きく売られ、依然として先進国株式に対して出遅れています。しかし、今年2月初旬以降、上昇基調に反転し、先進国株式を上回るパフォーマンスを示しています。相対的な割安感や世界経済の回復期待の高まりなど、新興国株式にも復調の兆しが見られます。

【図表1】2011年末から直近までの株価推移

(日次、米ドル、期間:2011年12月30日~2014年5月16日)

※新興国株式:MSCI新興国株価指数、先進国株式:MSCI世界株価指数、すべて配当込み

(出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成)

【図表2】年初から2014年2月5日(年初来最安値)注、さらに直近までの株価推移

(日次、米ドル、期間:2014年1月1日~2014年5月16日)

注:年初来最安値は、MSCI新興国株価指数(米ドルべース、配当込み)が年初来最安値をつけた2014年2月5日を基準とする
※新興国株式:MSCI新興国株価指数、先進国株式:MSCI世界株価指数、すべて配当込み

(出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成)