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プロの2018年予想は鵜呑みにするな。基本は「自然体」 
足立 武志
知って納得!株式投資で負けないための実践的基礎知識
株式投資がうまくいかない、という個人投資家の皆様へ。実践をベースにした「すぐに役立つ真の基礎知識」は、お客様の株式投資戦略に新たなヒントを提供。負けない、失敗しないためにはどのよ…

プロの2018年予想は鵜呑みにするな。基本は「自然体」 

2018/1/5
・2017年の日経平均株価は約19%の上昇に
・運用成績が伸びなかった原因は、3つ
・新年恒例の「今年の株価予想」は一切参考にしなくてOK
・「平時の予想」を鵜呑みにするのは非常に危険
・2018年もトレンドに逆らわず自然体で!
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 いよいよ年が明け、2018年の相場がスタートしました。2017年の日本株を振り返るとともに、2018年の投資方針を考えていきたいと思います。ポイントは「自然体」です。

2017年の日経平均株価は約19%の上昇に

 明けましておめでとうございます。2018年も、個人投資家の皆様へ有用かつ実践的な知識・情報の提供に努めてまいります。引き続きよろしくお願いいたします。
 今回は、2018年に入り1回目のコラムということで、2017年の株式市場の振り返りと2018年の投資方針を考えていきたいと思います。

 2017年の日本株を一言でいえば、「手掛ける銘柄によって得られる利益が大きく異なった1年」でした。

 2016年末の日経平均株価が1万9,114円37銭、2017年末の日経平均株価が2万2,764円94銭。2017年の1年間で日経平均株価は3,650円57銭、およそ19%上昇しました。
 そしてこの上昇の大部分は下半期、特に9月以降に生じたものです。

 一方、個別銘柄の動きをみると銘柄ごとにまちまちでした。株価が順調に上昇を続けたものも数多くある半面、株価がほとんど上昇しなかったものや逆に株価が下がってしまったものも少なくありません。

 個別銘柄に投資するからには、日経平均株価よりも良い成績を上げなければ意味がありません。日経平均株価に連動したETF(上場投資信託)に投資したほうが投資成績がよいならば、わざわざ個別銘柄に投資する必要がなくなってしまうからです。

 したがって、2017年の1年間でプラス20%以上の運用成績が達成できていればひとまず合格、達成できなければその原因を追究し、2018年以降は改善をしていく必要があります。

運用成績が伸びなかった原因は、3つ

 運用成績があまり伸びなかったとしたら、その原因は大きく次の3点に集約されるはずです。

(1)投資する銘柄が良くなかった

 株価が上昇した個別銘柄の多くは、増収増益が続いている成長株や、ここ1、2年で
  業績が急速に伸びている銘柄でした。
それ以外の銘柄は、たとえ株価が割安に見えたとしても上昇しないものが目立ちました。
 中長期的に上昇トレンドが続く成長株や好業績株にしっかり投資することができたか
  がポイントです。

(2)買いのタイミングが良くなかった

 いくら業績が良い銘柄でも、高値づかみをしてしまうと、利益を得ることが難しくなり
  ます。筆者は、25日移動平均線からのプラスかい離が10%を超えている銘柄の新規買
  いは行わないようにしています。

(3)売りのタイミングが良くなかった

 せっかく良い銘柄を選んで投資したにもかかわらず、株価が大きく上昇する途中にわずかの利益で売ってしまう個人投資家が非常に多いです。上昇トレンドが続く限り保有をすることで、利益を伸ばすことができます。
 また、損切りも売りの一種です。投資する銘柄やタイミングが誤っていたとしても損切りにより損失を最小限に抑えることができます。しっかりと実行しないと含み損が膨らんでしまいますから、損切りのルールを設定し、それを厳守することが必要です。

 

新年恒例の「今年の株価予想」は一切参考にしなくてOK

 新春は、新聞や雑誌などで、大手企業の経営者やアナリスト、経済評論家、FPといった投資のプロによる「2018年の株価・為替予想」を目にする機会が多くあります。
 でも、これらは一切参考にしなくても大丈夫です。なぜならほとんど当たらないですし、予想をもとに投資方針を決めるのは極めて危険だからです。

 たとえば、大手企業の経営者の2018年の日経平均株価の予想は、高値が2万5,000円前後、安値が2万円前後となっています。足元の日経平均株価が2万2,000円台ですから、今の株価から上にも下にも10%前後の変動を予想していることになります。

 これが何を意味しているかといえば、経営者や投資のプロの多くは、2018年は株価が大きく変動するような出来事は想定していないということです。上下10%前後の株価変動は頻繁におきますから、新聞・雑誌に載っている2018年の予想は「平時の予想」に過ぎません。

 

「平時の予想」を鵜呑みにするのは非常に危険

 しかし、ここまで急騰、急落を何度も経験してきた筆者からすれば、この「平時の予想」を鵜呑みにするのは非常に危険です。
 株価は上にも下にも行き過ぎるものです。日経平均株価が2万円を大きく下回ることも、2万5,000円を大きく上回ることも十分にあり得ます。そのときに、この「平時の予想」を信じると、大きな損失を被ってしまったり、大きな利益を逸してしまいます。

 特に危険なのが、金融危機などの発生により、予想より株価が大きく下落するケースです。
 たとえばリーマンショックのときは、金融危機をきっかけとして、それまで好調だった景気が一気に悪化するなど実体経済までに大きな悪影響が及びました。


 株価が大きく下がったとき、「実体経済はまだまだ好調だから」とか、「企業業績は問題ないから」という理由で売らずに保有を続けているのはとても危険。株価急落を要因として企業業績も悪化、株価が大きく下落して取り返しのつかない結果になりかねないからです。

 

2018年もトレンドに逆らわず自然体で!

 ではどうすれば急騰、急落があったとしても乗り切ることができるのでしょうか? それはとても簡単です。株価がどうなるかを予想するのではなく、「トレンドに従って自然体で投資行動をすればよい」のです。


 筆者は、株価のトレンドは株価が25日移動平均線の上にあるか、下にあるかで判断しています。株価が上昇トレンドであれば株を買って保有を続け、下降トレンドの間は保有株を売却して新規投資を控える、たったこれだけです。

 仮に株価が想定よりも大きく上昇しバブル気味に株価が推移したとしても、移動平均線の上に株価がある限り保有を続ければ利益を大きく伸ばすことができます。


逆に、株価が想定よりも大きく下落したとしても、移動平均線を株価が割り込んだら速やかに保有株を売却することで、利益の減少ないし損失を最小限に抑えることができます。

 要は、将来の株価は予想できないのですから、どう転んでも良いようなルールを決め、それに従って行動することがポイントです。

 とはいえ、足元の企業業績は絶好調であることは間違いありません。2018年も株価が大幅高となり、私たちも大きな利益を得ることができれば言うことなしです。そのためには常に株価のトレンドに従って投資行動をしておくのがおおいに有用です。
 

 

 

それでは、2018年も一緒に頑張ってまいりましょう!

足立 武志

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本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

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