10年上期は通行料収入が前年同期比20.5%増、2010-12年予想利益を上方修正
現地コード | 銘柄名 | 株価 | 情報種類 |
---|---|---|---|
00995 | 安徽皖通高速公路(アンキ・エキスプレスウェイ) |
5.1 HKD (08/16現在) |
株価 企業情報 チャート |
安徽皖通高速公路が発表した2010年6月中間決算(国際会計基準:IFRS)は、純利益が前年同期比0.2%減の3億6550万元、売上高が同14.7%減の11億8000万元。BOCIの予想値にほぼ即した水準だった。営業利益は同14.3%増の6億20万元。中国会計基準(CAS)では、純利益が0.7%減の3億6850万元。
マクロ経済の回復と主要路線の拡張工事の完工により10年上期は多くの路線で交通量および通行料収入が伸びた。同期の通行料収入は前年同期比20.5%増の9億8890万元。高界高速、合寧高速、宣広高速の通行料収入は前年同期比でそれぞれ18.3%、25.1%、23.5%増えている。下期も交通量および通行料の安定的かつ顕著な増加傾向が期待される。
2009年9月に始まった皖通高速道路の建設は順調に進行している。同高速の総工費は26億8000万元で、2010年6月中間期には1億1100万元が計上された。6月末時点の総投資額は2億3600万元。この高速道路が今後、同社の業績をけん引するものとBOCIはみている。
BOCIは同社の2010-12年予想EPSを若干引き上げた。2010年は0.415元から0.448元に、2011年は0.474元から0.506元に、2011年は0.535元から0.574元に上方修正。株価の先行きについては中立の見方に維持している。