3:投資継続なら投資対象は何か、投資スタイルは?

 株式相場が下落している時には何に投資して、どんな投資をするべきなのか。人によっては大きく下落した個別銘柄に注目したり、株式から債券など違う資産にシフトしている人もいます。では、資産形成を目指している人はどうするべきなのでしょうか?

 資産形成をしている人の多くが、投資信託を利用した積立投資を行っていると思います。結論から言えば、低コストで投資対象がしっかり分散されている商品なら株式へのインデックス投資でも分散投資された商品でも問題ありません。長期投資を継続するべきです。

 株安が落ち着き、また株高になっていく時にこそ積立投資を継続していた真価が現れます。株安の時に積み立てを継続することで投資信託の平均購入単価が下がり、また投資原資が積み上がることで将来株高となった時に投資の大きな成果が実ります。

 ただし、レバレッジ商品や一部の銘柄に集中投資をするような投資はおすすめできません。また数年かかる可能性を考えたらコストの高い商品はそれだけ運用コストがかさむことになるので、要注意です!

 株安が長引いてもいつまでも続くわけではありません。将来株式相場が上昇するときに、同じように上昇してくれる商品でなければ意味がありません。そして、シンプルな投資を心掛け、株安でももうかる商品を狙うような資産形成はやめておきましょう。