FIREは「目的」ではなく「手段」

──来年には会社を辞めたいとのことですが、その後どんなふうに生活するか、イメージはありますか。

 たぶん週3日働けば、今と同じペースで動画をつくれると思うので、週3日働いて4日休むくらいがいいかなと思っています。

──これぞFIRE!という感じですね。ちなみに、4日の休みはどう過ごすのですか。

 自転車の趣味も再開したいし、あちこち旅行にも行きたいし……いろいろ考えています。それと、今は投資の動画を作っていますが、旅動画や釣り動画、ゲーム実況なども手掛けてみたいと思っています。

──それは「仕事」でしょうか。

 いえ、旅動画やゲーム実況で稼ごうとは思っていません。投資YouTuberが片手間でゲーム実況をやって稼げるほど、甘い世界ではないと思いますし、あくまでも趣味です。

──FIRE達成後は、配当金とYouTubeの収入で暮らす想定と伺いましたが、YouTubeの仕事も辞めて、配当金で暮らす予定はありますか。

 今はYouTubeの仕事が楽しいので、当面はないと思います。将来的にはあるかもしれません。

──では、最後に近い将来、FIREを実現したいという人にアドバイスをお願いします。

 毎日朝早く起きて会社に行く生活から解放されたい、できれば働かずに暮らしたい、といった理由でFIREを目指す人は多いと思います。僕自身も、最初は仕事に行きたくないという理由でした。

 FIREを目指すと決めたら、それを実現した後に何をしたいか、よく考えたほうがいいと思います。

 たぶん実現したときは、大きな喜びに包まれると思います。しかし、その後やりたいことが何もないと、毎日をもてあますことになります。

 せっかく会社員生活から解放されたのに、虚しさだけが残るということになりかねません。

──FIREは目的ではないということですね。

 はい、FIREとは自分が理想とする人生を送るための手段なんです。そこを忘れずに、自分にとって最適なFIREの形を目指してほしいです。

──今日はありがとうございました。

前編:めざせFIRE!経済的自由を勝ち取る方法とは?
中編:FIREを実現する「副業」&「インデックス投資」!
後編:個別株投資という手段と、FIREに必要な備え。

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