1:解約する

 生活の中で、そもそも優先度の低いもの、満足度の低いものは思い切って解約しましょう。あまり活用できていないもの、なくても困らないものは解約しても生活の満足度は下がりません。

 支出自体をやめることが大きな節約になりますが、節約自体をがんばる必要がないので、ケチケチすることも心が貧しくなることもないでしょう。

 モノの片づけの場合も同じなのですが、「かも」と思うものはいったん手放します。使うかも、便利かも、と「かも」がつくような場合は一度解約してみましょう。やはり必要と思ったら、また契約すればいいだけです。

2:安いものに変更する

 同じものでも安く購入できるものやサービスがあります。

 家計の大きな割合を占めている住居費は、ローンの場合であれば金利の低い金融機関に借り換える、賃貸の場合であれば家賃の安いところに引っ越すことで節約になります。

 保険や通信費、光熱費は契約している会社を変えるだけで同等のサービスでも安くすることができます。

 解約違約金や初期費用がかかり、変更を躊躇(ちゅうちょ)する人も多いですが、どれくらいの期間で元がとれるかをしっかり数値でシミュレーションしましょう。

 下記で何カ月で元がとれるかが、簡単にわかります。


かかった費用÷月あたりの節約額

 食費や日用品などは同じ物でも店によって値段が違います。全てを最安値で購入するために店をハシゴすることは時間のロスなのでおすすめしませんが(時は金なりです!)、全体的に安い店に変えるだけで、1~2割支出を削減することができるかもしれません。

 筆者自身、引っ越しに伴ってスーパーAからスーパーBに変わっただけで食費が1割下がり、スーパーBよりも少し遠いスーパーCに変えると、さらに2割下がりました。

「安いものを買う」のではなく、「安い店で買うだけ」で節約することができます。