※この記事は2022年8月28日に掲載されたものです。
「税金」とは?
私たちは、国や地方公共団体(都道府県・市町村)による公的サービスの恩恵を日々受けています。公的サービスとは医療や教育などを指し、このようなサービスが運営されるために必要な費用を「税金」という形で、私たち自身で負担しているのです。税は「社会の会費」ともいわれています。
税金には「国税」と「地方税」があります。国税は国に納める税を指し、地方税は、それぞれ自分たちが住んでいる地方公共団体に納める税のことです。国税には所得税、相続税、贈与税、消費税、酒税、たばこ税、自動車重量税などがあり、地方税には住民税、地方消費税、自動車税、固定資産税などがあります。
現在、自分がなんとなく概要を理解しているのは消費税のみ、という人も少なくないかもしれません。しかし、今後社会に出ていくにあたっては税金の種類や、何からどのくらいのお金が税金として引かれるのかを理解しておくことが大切です。ここでは主なものを紹介します。
- 消費税
消費税が10%というのは皆さんご存じかと思います。しかし実はこの10%は税率7.8%の消費税と、税率2.2%の地方消費税を合わせたものになっています。
- 所得税、住民税
この二つはお給料(所得)から引かれるもので、アルバイトでもらうお給料からも引かれています。また将来、会社員になった場合は、給与から所得税と住民税、さらに社会保険料が差し引かれたものが実際手元に入ってくる、手取り収入です。
- 酒税
お酒を購入するときには消費税の他に、さらに酒税がかかります。酒税はお酒の種類によって変わり、一定ではないことに注意が必要です。
上記に紹介した税金以外にも、家を購入した際に払う税金など、さまざまな税金があります。
思ったよりも税金が高く困ってしまった…ということのないように、知識をつけておくことは大切ですが、消費税のように、子どもでも知らず知らずのうちに払っている税金があることをしっかり認識しておきましょう。私たちのお小遣いから支払うお金の一部は、一人一人が支払う額は少なくても、じゅうぶんに社会の役に立っているのです。