iDeCo(イデコ)の加入資格があるかないか、ご存じですか?
iDeCoには、後段で説明しますが、三つの節税メリットがあります。ところが、加入資格があるのに、入っていない方が、いまだに多数います。とてももったいないことです。
【1】公務員・自営業の方、【2】加入資格の無い会社からある会社に転職された方、【3】60歳以上64歳以下の方などに、加入資格があるのをご存じない方が多数いらっしゃると、うかがっています。
皆さまが、制度をきちんと理解されているかチェックするために、以下のフローチャートで、ご自分がどこに該当するか、確かめてください。「加入資格」からスタートして、問いに答えながら先に進んでください。
<iDeCo(イデコ)の理解度をチェックするフローチャート>
加入資格があるかないか「わからない」方は、加入できるのに未加入の可能性があります。iDeCoは、原則20歳以上、64歳まで加入できます。ただし、勤務先に企業型確定拠出年金制度がある方や、60~64歳で加入条件(後述)を満たさない方に、加入資格が無い方もいます。
2022年5月より、60~64歳の方で一定の条件を満たす方もiDeCoに加入できるようになりました。60~64歳で加入できるのは、以下の【1】~【3】のいずれかに該当する方です。
【1】60歳以上65歳未満で会社員・公務員など(国民年金第2号被保険者)
【2】60歳以上65歳未満で国民年金に任意加入している方
【3】国民年金に任意加入している海外の方
加入資格について、詳しいことは、勤務先などで確認してください。
加入資格があり、加入するメリットもあるのに「未加入」の方は、節税メリットを受け損なっていて、もったいないと思います。早めにスタートした方が、良いと思います。
ただし、加入資格があっても、入るメリットがほとんどない場合もあります。課税所得がゼロの学生・主婦(主夫)などではメリットが小さくなります。それについても、後述します。