逆指値の成行売り注文を、しっかり使いこなす
逆指値注文には、売り注文も、買い注文もあります。意味を説明すると、以下の通りです。
◆「逆指値売り注文」:指定した価格まで、株価が下がった時、出される売り注文
◆「逆指値買い注文」:指定した価格まで、株価が上がった時、出される買い注文
株式投資の初心者の方は、逆指値の成行売り注文だけ覚えて、使っていただければOKです。逆指値買い注文は、信用取引で信用売りしたときなどに使うくらいで、通常の取引で使うことはほとんどありません。
それでは、具体例で説明します。以下のように株価が150ドルでついている時、160ドルで指値売り注文を出すことができます。また、140ドルで逆指値の成行売り注文を入れることもできます。
<指値売りと逆指値売り>
A社株が、160ドルまで上昇し、あなたが入れた指値売り注文にヒットすれば、160ドルで利益確定売りが成立します。一方、A社株が下落し、140ドルをつけた時は、損失確定の成行売り注文が出されます。
その時点で、140ドルに指値の買い注文が残っていれば、140ドルでの損切りが成立します。140ドルに買い指値がなくなっている場合は、それより下の、一番高い価格に入っている買い指値にヒットして、売ることになります。
逆指値の成行売り注文を入れておけば、きっちり損切りできます。株価をずっと見ていると、いろいろ迷って損切りできなくなる人も、損切りできるのがメリットです。
なお、以下の説明もご参照ください。
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