※この記事は2021年6月6日に掲載されたものです。
彼にもらったピアスを片方落とし、「大事な時にしかつけないの♪」なんてごまかしている令嬢、太って入らなくなった結婚指輪を隠し持っている紳士。使えない金のアクセサリーの処理に困っているみなさん、実は多いのではないでしょうか。
金自体に価値があるだけに捨てるわけにもいかず、罪悪感や思い入れに邪魔されて、使わなくなった貴金属、つまり「金」や「プラチナ」を見捨てられない人にぜひ読んでいただきたいこの実話。思い出や価格が「ゼロ円」にならない処分の仕方をお教えします。そう。物はなくなっても、心に残る思い出はプライスレスなのです。
買った当日、ダイヤのピアスの右だけを落とす、清水買いした高級指輪の「宝石だけ」を落とす…などなど、数々の残念な逸話を持つ落とし物クイーン「落田泣子」は、こうした、捨てるに捨てきれないものを入れた缶を「未練缶」と名付け、実に20年近く、もてあましていました。そんな私が、未練を捨て、過去を捨て、新しい価値を手に入れるまでの実話をご紹介します。手放したものの代わりに手に入れたものとは!?
使えないからガラクタだけど、なまじ金だけに、捨てられない
2020年年末、コロナ禍で時間があまり、部屋の片づけでときめこうとした私、「落田泣子」は、ついに「未練缶」の処分を決意しました。「未練缶に入っていたもの」はこんなものたちです。
さて、どこへ売るか、というのが大きな問題。よくスーパーの1Fに机を出して「金買い取ります」という旗を立てている買取業者を見たことがありますが、正当な価格で買ってくれるのかどうか、確証が持てず不安なため、楽天に出店されている買取会社「キングラム」を調べてみました。
すると、なんと、段ボールに箱詰めして送るだけで、見積もりしてくれて、見積額が不満ならそのまま返してくれるとのこと。手間レスに惹かれ、段ボールに指輪を張り付け、送ってみることに。ただし、いくらになるのか、正直、この時点ではあまり期待していませんでした。
※キャンセル返送、お値段が付けられない商品の返送にかかる送料は全商品、一部不成立を問わずお客様負担(着払い)となりますので、お客様負担で返送となります。
そして翌日、矢のような速さで見積もり返信がありましたが、その額なんと8万1,000円!
内訳もメールに書いてあったのですが、一番高く見積もってくれたのが、やはりタンザナイト抜けの金指輪で2万9,000円。買ったとき27万でしたが、タンザナイトがない、金だけの価格なら、この値段でも不満はありません。ただし、18金と言われて買ったのに、実質の比重は14金だったんだそうです。ケニアナンバーワンの高級店で買ったのに、悔しい!!
その他はグロスでお買取り、ということになりました。
8万といえばかなりな金額です。8万あればできることを妄想しているうちに返事を出しそびれ、気が付くと数日が経過。そこへキングラムのご担当の山本さんからお電話が…。
げ! そうか、金の価格って日々、変動してるんだっけ。どうしよう、この値段で売るのが正解なのかどうか……と悩んでいると、キングラム・山本さんからステキな提案がありました。
ぜひぜひ詳しい話を直接聞きたくて、ビデオ査定をお願いすることにしました!