食費節約成功のカギは、正しい予算立て

 食費節約を成功させるには、正しい予算立てをする必要があります。

食材、米、調味料、嗜好(しこう)品、外食に分けて考える

 食費は全てをひとくくりにするのではなく、食材、米、調味料、嗜好品(酒やお菓子)、外食に分けましょう。米や調味料は週に何度も購入するものではないですが、購入する際にはまとまった金額になってしまいます。

 日々必要になる食材とは予算を分けておかないと、予算管理がしにくくなります。嗜好品や外食は食費というよりもぜいたく費に入るかもしれません。こちらも食材とは分けて考えた方がよいでしょう。

1カ月を5週とし、週ごとの食材予算を設定する

 食材は1週間ごとの予算を設定しましょう。また、予算を守る工夫として、1カ月を4週ではなく、5週としておきましょう。そうすることで、日にちの少ない1週目または5週目に予算の微調整ができるので、1カ月全体の予算を守りやすくなります。

嗜好品と外食費をしっかり管理する

 実は、食材費ではなく嗜好品と外食費の管理が食費節約の要になります。外食は一回で何日か分の食材費になってしまうからです。

 食材を節約するよりも外食を1回減らす方が食費節約に効果的です。とはいえ、嗜好品や外食は息抜きに必要なものでしょう。予算を決めた上で予算の範囲内で楽しむように心掛けましょう。

支払い方法を工夫して食費を節約しよう

 同じ買い物や外食でも、支払い方法を工夫することで節約することができます。

 現金ではなく、クレジットカードやQRコード決済で支払うことで付与されるポイント分が節約になります。利用するクレジットカードは年会費無料、1%以上ポイントの付くものを選びましょう。

 QRコード決済をするとひも付けしてあるクレジットカードのポイントとQRコード決済のポイントを2重取りすることができます。また、QRコード決済を利用する際はクーポンやキャンペーンを必ずチェックして活用するようにしましょう。

 いかがでしたか? 予算をしっかり管理し、食材を上手に使って全て食べきるだけで食品値上げ分を吸収できるのではないでしょうか。工夫次第でストレスなく食費を節約することができます。本コラムの小見出しをチェックリストにして、食費節約にチャレンジしてみてください。