日本株や米国株に個別投資したい方に株式市場の見方をお伝えする「トレンドマーケットスクールTOKYO」。今週11月8日(月)から12日(金)は、日経平均株価3万円乗せに期待がかかります。
テーパリング決定後も米国株絶好調。日経平均株価3万円台へ!
先週の日本株は、衆院選で自民党が絶対安定多数の261議席を獲得したことを受け、翌11月1日(月)には日経平均株価が754円も上昇。
米国の金融政策を決めるFOMC(米連邦公開市場委員会)でテーパリング(量的緩和の縮小)が決まった直後の4日(木)も、前夜の米国株続伸を受けて273円上昇するなど、久々に週間で大きく上昇しました。
5日(金)夜の米国株は、10月の雇用統計で非農業部門新規雇用者が予想を上回る53万人増だったことや、ファイザーが開発中の新型コロナの飲み薬(錠剤)が重症化を89%防いだという報告もあり、米国の3大株価指数は過去最高値をまた更新。
6日(土)、米国議会下院でバイデン政権肝いりの1兆ドル(113兆円)のインフラ投資法案が可決成立したこともあり、今週の日経平均株価は9月末の高値3万414円突破も視野に入っています。
国内の業種別では電気機器、空運、精密機器といった輸出関連株だけでなく、小売り、銀行、サービス業など内需株も上昇。
個別株では、半導体商社の東京エレクトロンデバイス(2760)やウエハ搬送装置のローツェ(6323)の急騰が目立ちました。
また、IT関連の成長企業が多い東証マザーズ指数が一足早く9月末の高値を突破。同市場の売買高の7割は個人によるもの。今後も、利益の出た個人投資家による追加の買いに期待できそうです。