転機はトヨタ自動車を一点買い!

──暴落した株はどうされたんですか。

ようこりん あのとき私は「もう日本は終わった」と思いました(笑)。日本中のあらゆる企業がどん底まで転げ落ち、しばらく立ち直れないだろうと。だから、保有株を全部処分して退散するしかないかなと、いったんは腹をくくりました。

──どれくらい減らしたのですか。

ようこりん 1,200万円が700万円まで減りました。「どうしよう、どうしよう」と慌てふためいているうちに、500万円も吹き飛んでしまったんです。ただ、元手は1,000万円なので、実質的には300万円の損なので、あきらめるしかないかという感じでした。

──でも、退散しなかったんですね。

ようこりん やっぱり悔しいですよね。せっかくコツコツ増やしたのに、元手を300万円失ってしまったわけなので。このまま黙って引き下がるのは我慢ならなかったのです。しばらく悩んだ末、勝負に打って出ることにしたんです。

──勝負に出たというのは?

ようこりん 日本中の企業が死にゆく中で、もし1社だけ不死鳥のようによみがえるとしたら、どんな会社だろうと考えてみたのです。私、地元が愛知で、もうお察しだと思いますが、トヨタ自動車(7203)しかないと。

 そのとき保有していた株をほとんど売り払い、それをそっくりトヨタ自動車につぎ込みました。

──残った700万円のほとんどをですか。トヨタの株価もまだ下がる可能性がありましたよね。

ようこりん もちろんです。だから、正直、トヨタさんと心中する覚悟でした。トヨタさんが死んだら私も死ぬだろう、でも、そのときは日本中の企業と、それに投資家も全員、討ち死にするだろうから、それはもうしょうがないかなと(笑)。

──すごい思い切りですね。でも、トヨタは死にませんでした。

ようこりん はい、おかげさまで。私が買ったとき、株価は2,500円台くらいでしたが、その後すぐ回復に向かったんです。それはもう、うれしかったですよね。3,000円から売り上がりして、それでかなり取り戻すことができました。

 さらにその後も「安くなったら買って、高くなったら売る」を何度か繰り返したので、トヨタさんだけでも1,000万円以上の利益を得ました。今の私があるのはトヨタさんのおかげでといっていいかもしれません(笑)。

──では自家用車は…(笑)?

ようこりん もちろんトヨタです。ライバル車に乗ったら、投資の神さまに見捨てられてしまいますよ(笑)。