失敗から学ぶ。若いうちのマネー成功秘話とは?
このコラムをお読みの方の中には、新社会人になって給料を得るようになり、将来のために証券投資を始めていこうと考えている方もいるでしょう。そして、投資をしていく上では「絶対に失敗したくない」と思っていることでしょう。
そのような思いの中、このようなことをお伝えするのは相応しくないかもしれませんが、私の経験上、若いうちは「失敗しないようにどうするか」ではなく、「若いうちに失敗しておいたほうがよい」と心の底から思っています。
失敗した時にどのような思いになり、どのような感情が沸き起こってくるかは、失敗したことのある者にしかわかりません。実際には「失敗」ではなく「経験」なのですが、投資においても経験の多い人のほうが、より成長できるのです。
若い方にとってはかなり先の話になりますが、将来のために、今からお伝えしておきましょう。
マーケットは変動しているので、運用していれば資産が減る状態は必ずやって来ます。退職するまでに投資の経験がないとしたら、退職金の運用で初めて失敗し、青ざめる経験をすることになるのです。年金生活になった時に、今後の生活のための大切な資金を減らし、青ざめてしまうような状況になったら、取り返しがつかないのです。
「若いうちに失敗しておいたほうがよい」というのは、証券投資には失敗に至るパターンがあると見ているからです。少なからずこのパターンを経ていくとすれば、若いうちに経験しておいたほうが良いと考えているのです。