※この記事は2020年1月30日に公開したものです。
現金ポジションの活用が資産を増やす鍵
皆さまは投資をする上で、現金ポジションを活用していますか?
私はいかに現金ポジションを活用するかが、資産を増やしていく上で重要だと考えています。活用していないと、マーケットの上下に同調する形で「マーケットが上がるときには資産が増えるけれども、下がるときには減る」を繰り返すことになるからです。
実は、現金ポジションの活用は簡単なことではありません。
もうけたいという気持ちが強いと「何か持っていないともうからない」と思えて、現金ポジションに置いておくこと自体がストレスになったりします。また、もうけたいと思えば思うほど、マーケットが上昇してきたときに乗り遅れる感覚になり、追いかけて買ってしまうことにもなります。
また、マイナスで売却すること、マイナスを確定させることに抵抗がある方も多いのではないでしょうか? そのような方は、往々にして、マイナスになっている銘柄をそのまま放置する(戻るのをひたすら待つ)形になりがちです。
上がると「乗り遅れる」と思って追いかけて買い、下がると「戻るまで待とう」と塩漬けになり、これを繰り返していくと、そのうちに現金ポジションがなくなってきます。塩漬け銘柄ばかりになって、身動きが取れなくなる、これがうまくいかない人の一つのパターンです。