直近3カ月の楽天証券分類平均リターンランキング
続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。
楽天証券分類、およそ250分類のなかから、値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。
過去3カ月間の騰落率で大きく上昇した上位5分類は、
「トルコ債券-為替ヘッジ無し」、
「米国株式-為替ヘッジ無し」、
「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」
「ロシア・東欧株式-為替ヘッジ無し」、
「インドネシア債券-為替ヘッジ無し」、
でした。
上昇した分類のなかで、目立った銘柄としては、
「トルコ債券オープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」が+7.91%
「iFreeNEXT FANG+インデックス」が+25.93%、
「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」が+17.39%、
の上昇でした。
一方、大きく下落した下位5分類は、
「ブラジル債券-為替ヘッジ無し」
「東南アジア株式-為替ヘッジ無し」
「インドネシア株式-為替ヘッジ無し」
「原油関連-為替ヘッジ無し」
「MLP-為替ヘッジ無し」
です。
目立った銘柄としては、
「新光ブラジル債券ファンド」▲5.49%、
「アセアンCAM-VIPファンド」が▲5.63%、
「インドネシア成長株インカムファンド」が▲8.74%、
の下落でした。
昨年11月から年末にかけては、米中貿易交渉が第一段階の合意に達したことを好感し、株高・債券安の展開となりました。
2020年を迎えたとともに、米国とイランの対立激化により市場に緊張が走りましたが、全面戦争は回避されました。ホッとしたのもつかの間、月後半にかけては中国武漢で新型ウイルスの感染拡大が懸念されたことで、株安・債券高に一転。足元の市場は値動きの荒い展開となっています。