2020年は3月16日(月)が確定申告の期限。では、株で得た利益や損失の税金の申告方法について、正しい説明はどれ?

  • 会社員は株で得た利益などが30万円以下のときは確定申告しなくていい
  • 株式投資で発生した損失は、その後3年間の取引で得た利益と相殺できる
  • 株式投資で利益が出ても、FX(外国為替証拠金取引)の取引でそれ以上に損していたら、税金を払う必要はない

ヒント

株で得た利益は投資信託の利益とともに譲渡所得と見なされ、他の所得を切り離した申告分離課税で20.315%の税金が課税されます。

解答

2:株式投資で発生した損失は、その後3年間の取引で得た利益と相殺できる

株や投資信託の利益は譲渡所得として分離課税されますが、先物取引やFXの利益は「先物取引に係る雑所得等」と見なされ、株の損益とは合算できません。会社員が給与所得以外の収入を確定申告しなくていいのは年間20万円以下。特定口座(源泉徴収あり)を選んでいる人は証券会社が代わりに納税してくれるので、確定申告の必要はありませんが、損失が出た場合は、確定申告するとその損失を3年間繰り越して、その間に出た値上がり益、株主配当金から源泉徴収された税金と相殺できます。

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