株のスクリーニングは難しい?
では、「いざスクリーニングしよう!」としてツールを立ち上げても、その条件指定の項目の多さに戸惑ってしまう方も少なくないはずです。いろんな条件を指定できるツールがいいとされている半面、使い慣れていないと「使いづらい」「よく分からない」、結局利用しないようになってしまうこともしばしばです。
ただし、難しく考える必要はなく、ほとんどのスクリーニングツールの条件は、次の3つのうちのどれかに分けることができます。
(1)売上高や利益、ROEなどの企業の業績・財務情報
(2)PERや配当利回りといった投資指標
(3)テクニカル分析による売買サインなど
つまり、(1)は企業成長性や安全性などの企業の中身を知るための条件、(2)は株価水準から見た割安度を計る条件、(3)は売買のタイミングをつかむ条件というわけです。
スーパースクリーナーを使ってみよう!
さらに、楽天証券のスーパースクリーナーには、いつくかのおすすめスクリーングの条件が登録されていますが、例えば、おすすめスクリーナー6の条件は以下の通りになっています。
・「売上高変化率」…10%以上
・「売上高経常利益率」…10%以上
・「ROE(自己資本利益率)」…15%以上
・「PER(株価収益率)」…40倍以下
実際に、この条件で検索してみると、2018年7月25日現在で104銘柄が該当します。
(図)スーパースクリーナーの画面例「おすすめスクリーナー6 成長・有望株(ファンダメンタル)」(2018年7月25日現在)