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FXデモ トレード成果

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初回に設定した目標金額:10,000,000円

ゆったり為替さん紹介記事はこちら>>

 

FXトレード(3/18~3/22)まとめ

取引通貨:・豪ドル/米ドル
 ・ニュージーランドドル/円

 3月18日の週は、難しい週でした。理由は、1時間足や日足のトレンドを把握しづらかったためです。

 通常時に比べて自分の考え方が相場にフィットしない場合、トレードしないのが最良と考え、ひたすら待ちます。

 トレードでは、待つことが最も大切です。最も大切なのは、手法ではありません。

 ちなみに、手法と相場の相性が悪い状態で、待たずにトレードしたらどうなるかというと、3月18日の週の成績に表れています。4戦4敗です。すなわち、勝率0%です。

 4敗目を喫したのは木曜日でした。さらに何回かのトレード可能でしたが、負けることが見えていたので取引せず、週末を迎えました。

 相場は、上か下かの二者択一です。しかし、相場と手法がフィットしなかったり、エントリータイミングが合わないといった、あたかもケンカしているような展開の場合、ひたすら負け続けます。不思議なものです。

 では、ダメだったトレードとして、豪ドル/米ドルの戦略をお伝えします。

 上は、豪ドル/米ドルの日足チャートです。このチャートを、下のように考えました。右肩下がりの白い直線があります。これはレジスタンスライン(上値抵抗線)です。

 これは、このラインまで為替レートが上昇すると、なぜかいつも為替レートが反落してしまうという線です。このチャートの一番右の矢印部分で、下落示唆のピンバー※と呼ばれる形が出現しました。

※ピンバーとは、ヒゲの長いローソク足のこと。相場の「転換シグナル」として多くの人が注目しており、特に「ヒゲが長く実体が短い」とその信用度が高くなります。
第1回のレポートでも記載した通り、私はピンバーとレジスタンスラインなどの補助線とを組合わせて相場分析してます。

 そこで、売りで勝負です。

 その後の推移を、1時間足で確認しましょう。下のチャートの通りです。

 売った位置は、数字1の部分です。その後、急落したことが分かります。すなわち、相場の読みそのものは間違っていなかったことを示しています。しかし、今回のコンテストで採用した方法は、相場とケンカしています。

 その結果、為替レートは反発して上昇してしまい、数字2の位置で損切りしました。ちなみに、チャート内に白の横線を引いていますが、これは、直近高値を示します。ここを超えたら損切りしようというプランだったのですが。

 上のトレードでの改善方法は以下の通りです。もともとの損切り位置は、Aの位置です。数字1の部分で売ったのち、数字2の部分で急落しました。

 この場合に、損切りポイントをAからBに移動させる戦略です。

 なぜなら相場が予想通りに動いたので、当初の損切り(ポイントA)から、有利な方向(売ったので下に移動)に追いかけて決済注文(ポイントB)を置くことで、仮に相場が反転しても利益を確保できるためです。

 この戦略は、有利に動いたらさらに利益が伸ばす事ができ、予想に反しポイントBに達したとしても売りレートより下での決済なので利食いとなります。
つまり「為替レートが上がろうが下がろうが、決して損しないトレードになる」ということです。

 投資の世界においては、利益を伸ばすことも大切ですがリスク管理をして利益を確保することが重要です。

 私自身、実戦で多用する方法です。この方法を使うと、勝率が劇的に向上します。また、損するはずだったトレードが損しないで済む、ということになります(今回は採用しませんでしたが…)。