FXが初めての方でも気軽に参加できる「楽天FXデモ取引コンテスト」。FXの疑似体験を通して取引の仕方や戦略を学ぶことができます。このイベントに有名FXトレーダー3名が参戦! 初心者の方や、もっと上手くなりたい方は絶好のチャンス! デモコンテストの3月11~30日の間、トウシルでレポートしていきます。

 

FXデモ トレード成果

5,000,000円→4,848,016円
初回に設定した目標金額:10,000,000円

ゆったり為替さん紹介記事はこちら>>

FXトレード(3/11~3/15)まとめ

取引通貨:米ドル/カナダドル
     ユーロ/米ドル

 デモコンテストが始まって1週間のトレード手法をお伝えします。チャートの動きが大きい所を狙うため、米ドル/カナダドルとユーロ/米ドルでMACDのダイバージェンスを使って取引をしました。

 まずはチャートをお見せします。

【米ドル/カナダドルの1時間足】 下側にMACDを表示あり

※MACD(マックディー)とは、現在に近いデータに価値を置き、データが古くなればなるほど価値が減少していく移動平均線を使ったテクニカル分析指標です。2つの線の交わりから買いサイン売りサインを読み解いたり、線の傾きからトレンドの方向性を見る事ができます。

 チャートに矢印を追加しました。ローソク足は上昇しているのに、MACDは下落しています。これが、ダイバージェンスです。

※ダイバージェンスとは、価格の動き(上昇/下降)とMACDのようなオシレーター系指標の数値(下降/上昇)が「逆行」すること

 つまり、トレンドが弱まっていると考え、矢印3のように下落するのを狙います。

 3月上旬には、このパターンがいくつも発生して、すべて期待通りの値動きをしました。すなわち、大当たりでした。

 この流れで取引すればOKだと考えてたのですが、MACDのダイバージェンスには種類がいくつかあります。このパターンを見逃しました。上のチャートで、コンテストが始まった3月11日に売っていれば、大勝利でした。しかし、売りませんでした。

 何ということだ…痛恨のミス。コンテストは3週間のみなのに。

 MACDで別の取引もしているので、お伝えします。

【ユーロ/米ドルの1時間足】

 考え方を示したのが、下のチャートです。

 ローソク足で値動きを見ると、まずは1の部分で上昇。そして、下落して2になり、反発して3になりました。

 この値動きの範囲について、MACDを見ると、おおむね、上下動の値動きはチャートと同じです。しかし、異なる部分もあります。

 ローソク足では、1と3を結んだ破線は、右肩下がりです。一方、下側のMACDの頂点AとBを結んだ線は、右肩上がりです。ダイバージェンスになっています。

 そこで、3付近でMACDがマイナスに反転したところで、売りました。赤矢印のような下落期待です。

 このトレードの結果は、以下の通りです。売った後の値動き部分につき、白の枠で囲みました。下落していません。むしろ、上昇しています。

 そこで、残念ながら損切りしました。

 では、この手法はダメなのか? と言うと、そうでもありません。他の手法と組み合わせることもできますし、このダイバージェンスだけで取引することも可能です。

 そのうちの一つをご案内します。下のチャートをご覧ください。

 私のトレードでは、赤の矢印1の動きを狙って損切りになりました。そうではなく、1の値動きは待ちます。そして、2の動きで反発しました。2から3に向けて下落し始めたら、取引開始です。

 損切り位置は、2の為替レートの少し上あたりです。

 ああ、今回もそうすべきだったも……。しかし、公開トレードで取引回数がゼロになるのは避けたい、という気持ちが勝りました。