2018(平成30)年3月25日

金正恩が中国を非公式訪問、就任後初の外遊

 

 2018(平成30)年3月25日、北朝鮮の金正恩最高指導者が非公式に中国を訪問し、中国の習近平国家主席と会談しました。

 訪中は3月25~28日の4日間に及び、金正恩氏が2011年に北朝鮮の最高指導者となって初めての外国訪問となりました。

 会談は非公式に行われたもので、日本のメディアにおいては26日に故・金正日氏が2011年に使ったものと類似する21両編成の列車が北京駅に到着した様子を報道して以降、金委員長が訪中したのではないかとの憶測が流れていました。

 かつて毛沢東に「唇亡歯寒(唇亡びて歯寒し)」と言わしめたほどの緊密な関係を築いてきた中国と北朝鮮の両国は、金委員長の韓国、米国会談を前にして朝鮮半島の非核化について話し合ったと見られていました。しかし、金正恩の言う「非核化」とは米国が韓国に核の傘による安全保障を止めることも含めており、北朝鮮と米国との非核化協議は双方の意図するものとは大きな食い違いを見せています。

 

2018年3月25日の日経平均株価終値は

20,617円86銭

ライター FIX JAPAN 前沢ともあき